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教育制度論

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科目名 教育制度論
教員名 宇内 一文
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 「制度としての教育」を考えるために。
授業のねらい・到達目標 この科目は、「教育職員免許法施行規則」で定められている「教育の基礎理論に関する科目」のひとつで、「教育に関する社会的、制度的又は経営的事項」を学ぶことが期待されています。本授業では、当該法令で期待されている事柄を授業内容に反映することを強く意識し、現代日本における公教育制度とそれにかかわる法令などの現状と課題、教育制度改革の動向などを視野に入れた様々なトピックを取り上げて「制度としての教育」を考えていきます。
授業の方法 当日配布するレジュメを用いて講義形式で行います。併せて、授業で取り扱ったトピックについて少人数グループでの話し合いやクラス全体でのディスカッション、報告会などを行うことにより理解の定着と学びの深化を図っていきます。なお、授業で取り扱ったトピックにかかわるゲストによる公開授業も予定しています。
履修条件 教職に対する強い意欲があること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 「制度としての教育」を考えていくうえで示唆に富んだ内容の雑誌記事などを綴じたプリントを事前に配布するのでそれを一読しておくこと。参考書に挙げている3冊は目を通しておくことを奨励します(購入は必須ではなく任意)。また、日々の新聞やニュースなどの教育にかかわる報道に関心をもつのは大切なことです。
授業計画
1 ガイダンス――「制度としての教育」とは何か?
2 公教育制度の原理と組織――教育の自由と平等を考える 事前学習30分 事後学習60分
3 日本国憲法・教育基本法・教育振興基本計画 事前学習30分 事後学習60分
4 現代日本における教育制度の機構と活動――文部科学省と教育委員会制度 事前学習30分 事後学習60分
5 教育費は誰が払うのか?――教育機会均等保障と教育費負担問題 事前学習30分 事後学習60分
6 誰の学力が落ちているのか?――階層間格差と学力の相関関係・再生産 事前学習30分 事後学習60分
7 教育の自由化と公立学校改革論――学校選択制・学校評議員・コミュニティスクール 事前学習30分 事後学習60分
8 民間人校長の公立学校改革論――和田中の地域本部と「ドテラ」「夜スペ」 事前学習30分 事後学習60分
9 学習指導要領と教科書制度(検定制と採択制、無償給与制)をめぐる諸問題(公開授業) 事前学習30分 事後学習60分
10 外国籍の子どもが日本の学校からドロップアウトするのはなぜか?――就学義務と教育を受ける権利 事前学習30分 事後学習60分
11 外国人として日本の学校で生きることの困難とその支援をめぐって(公開授業) 事前学習30分 事後学習60分
12 障害のある子どもをどこで教育すべきか?――特殊教育制度から特別支援教育制度へ 事前学習30分 事後学習60分
13 授業内試験と解説
14 報告会
15 まとめと質疑
その他
参考書 北野秋男編 『わかりやすく学ぶ教育制度』 啓明出版 2008年 第1版
宮寺晃夫編 『再検討 教育機会の平等』 岩波書店 2011年 第1版
清水睦美・「すたんどばいみー」編 『いちょう団地発!外国人の子どもたちの挑戦』 岩波書店 2009年 第1版
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、授業内テスト(70%)、授業参画度(10%)
授業への取り組み(発表など)、リアクションペーパー、最終試験などにより総合的に評価します。
オフィスアワー 最初の授業で指示する。
備考 ①毎回授業後に感想などを記入してもらいます。記述内容は授業中に公表することもあります。
②授業中の私語・遅刻・無断出入りなどについては厳しいペナルティを課すことがあります。
③資格科目なので保健体育審議会に所属する学生でも出席できない場合には単位を認定することはできません。
④楽勝科目ではないので注意してください。
E-mail : k-unai@rikkyojogakuin.ac.jp

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